May 8, 2009

G10のシャッタースピードのこと。

シャッタースピードには基本がありまして


・動きが少ない物や、多少動体ブレを出して動感を演出したい場合:1/60秒

・多少動きがある物を止めて表現したい場合:1/125秒

・激しい動きがあるものを止めて表現したい場合:1/250秒



というのが大まかにわかっています。

1/250秒あれば動いていても一般的な鉄道写真であれば止まるのです。

※もちろん至近距離もしくは時速100km/hを超えるような動きとなると話は別ですが。


またフラッシュの光は1/1000~1/30000秒ほどの閃光となりますので

通常の周囲の光で暗めに写ってる被写体に閃光を当てることで、その瞬間で動きを止める効果があります。

※この効果は周囲が暗ければ暗いほど(いかにもフラッシュで撮影した画像になりますが)活きてきます。



○○さんがお撮りになりたいのは、室内で動き回る姪御さんという事なので

ISOはG10で画質の良い上限のISO200、露出補正は色乗りが浅くならないよう-2/3とすると

通常の室内だとフラッシュ無しで1/60・F2.8程度の組み合わせになると思います。



この状態でフラッシュをTTL調光で発光させると、俗に言うデイライトシンクロとなり
バランス良く撮れますが
1/60秒だと動き回る子供やペットを止めて写すには遅く、
フラッシュの閃光も発光量の関係で止めきれません。



そこでシャッター優先Tvモードでシャッターを1/125~1/160秒にセットして下さい。

当然光量が足りないので、絞りは開放値(広角側としてF2.8)が選択されます。

この状態でフラッシュを発光させると、1段アンダーの室内光に不足分のフラッシュの閃光が加算されて写ります。



室内光の部分は1/125秒以上のSSで撮影しているため、まずはブレません。

それに加算されるフラッシュ光も1/1000秒レベルの閃光なのでブレません。



結果としてブレのほとんど無い写真が撮影できます。



この状態でフラッシュ撮影臭さを減らしたい場合、外付けフラッシュを用いてバウンス発光をさせます。

室内光(周辺光)を1段アンダーほど確保していると、フラッシュ撮影と気付かないほど自然に撮れます。

この時E-TTL調光対応フラッシュを使えば、ほぼ何も気にしないでバウンスでの撮影が可能です。



うんうん、なるほど。

No comments:

Post a Comment